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福岡市南区高宮。流し台の下が湿ってかび臭い、異臭の対応。
福岡市南区高宮で対応の依頼がありました。
流し台の下の棚が湿っていて、ベニヤが傷み、ひどくかび臭いとのこと。
現地確認したら、流し台の下はジャバラ管。
いつものパターンだと、その下流側の排水がつまって排水が逆流し、ジャバラのつなぎ目から溢れ出す、っていうやつ。
それだと、下流側をワイヤーで貫通させて、高圧洗浄で汚れを洗い流して完了、と思いきや。
全然排水不良など起こしておらず、水はサラサラと流れていくばかり。
水漏れが起こりうるのはシンクとトラップのつなぎ目、もしくはジャバラと排水管のつなぎ目。
そして今回のは、ジャバラと排水管のつなぎ目、に取り付けてあった防臭キャップが緩くはまっており、そこを伝って棚の中に水が沁み出していたことが判明しました。
防臭キャップがないと、排水管内の悪臭が上がってきて酷いことになるのですが、今回のは防臭キャップが悪さをしていたわけです。
確かに防臭キャップって、ゴム製で、無理やりはめ込んであるだけだから、不安定ですよね。
そこで、同じような問題が起こらないように、配管から交換する方法を選択しました。
ジャバラホースを引き抜いて、
悪くなったベニヤを開口し、
塩ビ管でつなぎます。
やり取りソケットを使ったのは、
上側のトラップを外してつけ直すことで、別の漏水を起こしたくなかったことと、
受け側の排水管がすぐにモルタル埋設されていて、全く遊びがなかったからという理由です。
開口部のあたりは塩素系漂白剤で簡易的な除カビを施し、
最後は樹脂製ボードに円形の切込みを入れてカバーとして取り付けました。
まあまあの見栄えに仕上がりました。
2022.10.05