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福岡市南区の学校施設で、小便器の排水不良。得意技:便器外し!
福岡市南区の学校施設で、小便器つまりの依頼です。
男子小便器は、大のほうの便器と違って、尿石が付きやすいので、実は大変貫通作業が厄介なんです。
特に、この手の便器。
流出部が簡単な目皿だけのタイプは、便器を取り外ししないと排水管にアプローチできません。
トラップが陶器の中に完全に封入されているからです。
(一方、深みのある立体型目皿の付いている便器は、トラップが露出しているので外さなくてもいいです。)
給水管を取り外し、4点のビス止め箇所を外すんですが、もう設備が古いので、ビスやボルトナットが馬鹿になっていて、簡単には外れません。
インパクトドライバーで振動させたり、ディスクグラインダーで切断したりしてようやく金具が取れる。
さらに体重をかけて、エイヤッ、と便器を引っ張ります。ガスケット(フランジのパッキン)の粘着力は結構強力です。
ただ、あまり力んで割らないように、割らないように。
尿石は石ではなくてカルシウムの結晶化なので、ガチガチではないのですが、
だからと言って高圧洗浄の水圧だけではなかなか貫通できません。
なので、まず先に鋼のワイヤーで穴をあけてやります。
水の通り道ができたら、いよいよ高圧洗浄。
さらに床の掃除口からも洗浄してやって、
で、便器を元通り取り付けます。
新品のガスケットに、新品のビス、ボルトナット。
給水管のパッキンも新しいものに交換して、取付完了。
流れの改善と、さらには接続部からの漏水がないことを確認して、完了です!
2022.05.14