「洗濯機置き場から悪臭がするので、高圧洗浄で対応してほしい」

と、管理会社さんから依頼。

よくいただく依頼なのですが、臭いに関しては、高圧洗浄しても意味がありません。

意味がないとまで言うと言いすぎかもですが、

排水管なんで、どんどんパイプがつながって、いずれは公共の下水道までつながっているのです。口元だけきれいにしても、悪臭のもとは無限にあるのです。

きれいにはなるんだけど、悪臭は収まりませんよ、というわけです。

それでも一応依頼は依頼。

重たいドラム式の洗濯機を移動して、高圧洗浄を実施します。

この段取り中、トラップの状態に、筆者は何かの違和感を覚えます（キラーン）。

悪臭の原因を発見しました。上が誤で、下の写真が正しいパッキンのはまり方。

もともとの状態では見えてしまっていたプラスチックの白い部品が、パッキンのはめ具合で見えなくなりました。

予想が正しければこれで悪臭は治まると思います。

入居者さんによると、去年の4月の入居依頼、ずっと臭くて我慢していたそうです。

多分、マンションの入れ替え時、空室清掃の業者さんがトラップを外してきれいに掃除した後、誤った方法でトラップを設置したものかと思われます。

さらに洗管業者によっては、本当に高圧洗浄だけ実施して、「治まりませんね～」というケースもあるかもですね。

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