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たびたび詰まってしまうトイレを外して内視カメラで調査。バイオフィルムってなんだ??
福岡市南区のマンションです。
たびたびつまりが発生してしまうので、いっぺん調べてほしいとのこと。
まずはマンションの外観チェックしたところ、一階が駐車場になっていて、その天井に、約20mの横引管が転がしてある、という作り。
これはだいぶ横引が長いので、カメラどころか洗管ホースも届かないんじゃないんだろうか。
ただ、もし横引間に勾配不良などがあって流れが悪くなっているのなら、マンション同階のほかの部屋でもトラブルがあるに違いないので確認したところ、
両隣を含めて、マンションのほかの部屋でトラブルはないという。
なら、何かが起こっているのは、この部屋の枝管か、せいぜい同室系統の立管が問題ということ。
ここまで判明したので、いよいよ室内に。
見たところ普通のトイレ。
すぐに取り外して、内視カメラ挿入。
排水管の中にはゼリー状の黒い塊。調べてみたところ、バイオフィルムというものでした。
これが結構な強度でへばりついている。
高圧洗浄でワイヤーを何往復させても、なかなか除去っていうわけにはいかないものでした。
ただ手に届く範囲ではないので、鋭利なモノでこさいだりするわけにもいかず、ひたすら洗浄して、なんとか改善させたのでした。
バイオフィルム。
なかなか厄介な相手です。研究の余地ありですねー。
2022.05.21