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内視管内カメラ調査がうまくいった例
よく排水管がつまった時に、その処置と合わせて、
「内視鏡カメラで管内調査までしちゃらんかいな」
というリクエストをよく受けます。
だいたい排水管がつまった状態で内視カメラを入れたら、濁った水の中にごみがフワフワーッと浮いているものしか見えない。
そりゃそうでしょう。
つまってるんだから(笑)
さらに洗浄をかけて、つまりを解消しても、その原因が勾配不良によるものだった場合、
やはり水が溜まってるわけなので、フワフワーしか見えません。
商売っ気がないといわれるかもしれないですが、
「やってもいいですけど、費用の無駄使いになっちゃう可能性が高いですよ」
と答えることが多いです。
それでもこれは原因がわかるかも、ってピンとくる場合もあります。
先日トイレつまりで対応した学校施設で、また前回と同じように詰まってしまったんです、という事例。
ワイヤーでちょっと突っついただけで、ザパーン、サラサラーという音で、一瞬で貫通しました。
サラサラーという音は、管内に水が溜まってない証拠。
カメラを入れてみたら、掃除口から水平方向に3.5m。
立管との接続部分が、あれま、錆で配管が狭まってしまっています。
元の排水管の断面積の1/4から1/5くらい?
これはすぐつまってしまうのも納得です。
配管の接続部は、材料の違い=金属の違いで電位差が生まれ、さびやすい特徴があります。
これは改修工事の提案をさせてもらうしかない。
2022.06.11